スタッフ

脚本:ポール・ラヴァティ

1957年インド・カルカッタ生まれ。『カルラの歌』(96)で、ケン・ローチ監督と初めて組み、『スイート・シクスティーン』(02)でカンヌ国際映画祭脚本賞、『この自由な世界で』(07)ではベネチア国際映画祭脚本賞を受賞している。『カルラの歌』以降のほぼ全てのローチ作品の脚本を担当し、名作を生み出し続けている。

製作:レベッカ・オブライエン

1957年、ロンドン生まれ。ケン・ローチ監督「ブラック・アジェンダ/隠された真相」(90)を製作して以来、ほぼすべてのケン・ローチ作品の製作を務め、02年には、監督とともにシックスティーン・フィルムズを設立。ローチ作品に欠かせない存在である。ケン・ローチ監督の息子であるジム・ローチ監督の長編デビュー作『オレンジと太陽』(10)もプロデュースしている。

撮影:ロビー・ライアン

アンドレア・アーノルド監督が名作「嵐が丘」を映画化した「Wuthering Heights」(11)で、ベネチア国際映画祭金オゼッラ技術貢献賞を受賞。ケン・ローチ監督とは『天使の分け前』(12)、『ジミー、野を駆ける伝説』(14)、『わたしは、ダニエル・ブレイク』(16)に続き4作目。近年では『女王陛下のお気に入り』(18)で撮影監督を務め、第91回アカデミー賞®撮影賞にノミネートされた。公開待機作に、スカーレット・ヨハンソン、アダム・ドライバー共演、ノア・バームバック監督の「マリッジ・ストーリー」などがある。

美術:ファーガス・クレッグ

『レイニング・ストーンズ』(93)以来、美術スタッフとして多くのローチ作品に参加。前任のマーティン・ジョンソンの死去に伴い、『麦の穂をゆらす風』(06)から引き継ぎ、以降のローチ作品の美術監督を手掛けている。

衣装:ジョアン・スレイター

TVドラマ「THE QUEST」(02)で初めて衣装デザイナーを務める。以降、コメディドラマ「SHAMELESS」シーズン4以降(07〜12)、マーティン・フリーマン主演「BOY MEETS GIRL」(09)など、テレビドラマを中心に活躍している。ローチ組への参加は『わたしは、ダニエル・ブレイク』(16)に続き、本作が2作目。

編集:ジョナサン・モリス

1949年、ロンドン生まれ。子役を経て、編集アシスタントだった兄のもと経験を積み、1960~70年代にはTV業界でドキュメンタリーを専門として活躍し、ケン・ローチと出会う。「ファザーランド」(86)以降、本作を含めたすべてのローチ作品の編集を担当している。

音楽:ジョージ・フェントン

1950年、ロンドン生まれ。『レディバード・レディバード』(94)で初タッグを組んで以来、ほぼローチ作品の音楽を担当。イギリスでの活動にとどまらず、ハリウッド映画の音楽も幅広く担当し、『遠い夜明け』(87)、『危険な関係』(88)、『フィッシャー・キング』(91)などで、アカデミー賞®作曲賞に5度ノミネートされる。