INTRODUCTION

1945年のポーランドで実際に起こった衝撃的な事件 ———
その深い闇に希望の灯りをともした、フランス人医師の真実の物語。

『ドライ・クリーニング』『ココ・アヴァン・シャネル』『ボヴァリー夫人とパン屋』で女性の生き方や愛の目覚めを描き、官能的なまでに甘美な作風で世界中の観客を魅了してきたアンヌ・フォンテーヌ監督。現代のフランス映画界を代表する監督のひとりとしても常に注目を集める彼女の最新作は、実在した医師マドレーヌ・ポーリアックの物語だ。人間の尊厳を踏みにじる悲劇的な事件に巻き込まれ、心身ともに傷ついた修道女たちを救うために尽力した若き女医の実話を映画化し、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞にノミネートされた話題作である。


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