スタッフ&キャスト

ヴォルフガング・ベッカー(監督、脚本、プロデューサー)

1954年、ドイツ、ヴェストファーレン州生まれ。74年から79年までベルリン自由大学で、81年からはドイツ映画テレビアカデミーで学ぶ。87年、卒業制作として「Schmetterlinge」を撮り、ハリウッドの学生アカデミー賞最優秀学生映画賞、ロカルノ国際映画祭の金豹賞を受賞。テレビの人気シリーズ「Tatort」の、「BLUTWURSTWALZER」(91)のエピソードで大成功を収め、94年、Xフィルム・クリエイティブ・プールの創立に参加。03年に監督した『グッバイ、レーニン!』は、60以上の国々に配給され全世界で6百万人が観る大ヒット映画となった。ドイツやヨーロッパの数多くの賞に輝き、04年アカデミー賞外国語映画賞ドイツ代表、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞にもノミネートされている。その他の作品に、「生きてゆく日々」(97)、短編映画「BALLERO」(05)、「ドイツ2009 - 13人の作家による短編」(09)など。本作はベッカー監督にとって12年ぶりの長編最新作となる。

キャスト

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ダニエル・ブリュール(ゼバスティアン・ツェルナー)

1978年、スペイン、バルセロナ生まれ。生後すぐに移住したため国籍はドイツ。世界的にヒットした03年の『グッバイ、レーニン!』(ヴォルフガング・ベッカー監督)でその演技を評価されドイツ映画賞とヨーロッパ映画賞の主演男優賞に輝いた。この映画はドイツ映画賞8部門、ベルリン国際映画祭最優秀ヨーロッパ映画賞、ヨーロッパ映画賞6部門を受賞。これに続くハンス・ワインガルトナー監督『ベルリン、僕らの革命』(04)は、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、観客から大喝采を浴びた。ドイツ語、英語、スペイン語、フランス語と語学が堪能。その他の出演作には、『ボーン・アルティメイタム』(07/ポール・グリーングラス監督)、『イングロリアス・バスターズ』(09/クエンティン・タランティーノ監督)、 『ニューヨーク、恋人たちの2日間』(12/ジュリー・デルピー監督)、ゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされた『ラッシュ/プライドと友情』(13/ロン・ハワード監督)、『誰よりも狙われた男』 (14/アントン・コービン監督)、『黄金のアデーレ 名画の帰還』(15/サイモン・カーティス監督) などがある。

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イェスパー・クリステンセン(マヌエル・カミンスキー)

1948年、デンマーク、コペンハーゲン生まれ。60年代終わりに舞台デビュー。72年から98年にかけてデンマークの舞台で多くの大役を演じている。その後は映画に専念。『007 カジノ・ロワイヤル』(06/マーティン・キャンベル監督)、『007 慰めの報酬』(08/マーク・フォスター監督)、『007 スペクター』(15/サム・メンデス監督)のミスター・ホワイト役を演じて国際的に名を知られている。その他の出演作には、『幸せになるためのイタリア語講座』(00/ロネ・シェルフィグ監督)、『ザ・インタープリター』(05/シドニー・ポラック監督)、『メランコリア』(11/ラース・フォン・トリアー監督)などがある。

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アミラ・カサール(ミリアム・カミンスキー)

1971年、イギリス、ロンドン生まれ。イギリスとアイルランドで子ども時代を過ごす。10代の頃に写真家ヘルムート・ニュートンに見出され、14歳でパリに移り住みシャネルやゴルチエのもとでファッションモデルとなる。89年ラドヴァン・タディッチの「Erreur de jeu nesse」で映画デビュー。それ以来、カトリーヌ・ブレイヤ、トニー・ガトリフ、ペーター・カーン、ヴェルナー・シュレーター、ガイ・マディンなど強烈な個性をもった監督の映画に出演している。近作に『サンローラン』(14/ベルトラン・ボネロ監督)がある。

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ドニ・ラヴァン(カール・ルートヴィヒ)

1961年、フランス、ヌイイ=シュル=セーヌ生まれ。13歳からパントマイムやサーカス芸を学ぶ。20代初めに彼の生涯に決定的な影響を与えるレオス・カラックス監督に出会う。『ボーイ・ミーツ・ガール』(84)、『汚れた血』(86)、『ポンヌフの恋人』(91)に出演し、カラックス監督の分身アレックスを演じている。その他の出演作には、『ロング・エンゲージメント』(04/ジャン=ピエール・ジュネ監督)、『ミスター・ロンリー』(07/ハーモニー・コリン監督)、レオス・カラックス監督『TOKYO!』(08)、『ホーリー・モーターズ』(12)などがある。

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ジェラルディン・チャップリン(テレーゼ・レッシング)

1944年、アメリカ、サンタ・モニカ生まれ。チャールズ・チャップリンとウーナ・オニール夫妻の8人兄弟の長女。8歳のとき『ライムライト』(52)で映画デビュー。デヴィッド・リーン監督の『ドクトル・ジバゴ』(65)で初めて大役を演じる。その2年後、カルロス・サウラ監督の「ペパーミント・フラッペ」(67)に出演。サウラ監督とは12年にわたり交際、その間に主演映画が9本撮られている。ロバート・アルトマン監督作には『ナッシュビル』(75)ほか3作品に出演。その他の出演作に、『愛と哀しみのボレロ』(81/クロード・ルルーシュ監督)、『トーク・トゥ・ハー』(02/ペドロ・アルモドバル監督)などがある。

※『』日本劇場公開作、「」日本劇場未公開作

2017年4月29日(土)、YEBISU GARDEN CINEMA他全国順次公開
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