スタッフ

レイチェル・ドレッツィン(監督・プロデューサー)
レイチェル・ドレッツィン(監督・プロデューサー)

イェール大学卒。長年にわたり、アメリカの公共放送サービスPBSで放送されている有名なドキュメンタリーシリーズ「Frontline」を制作し、国内のドキュメンタリー映画賞を多数受賞。彼女の夫であり映画製作者のバラク・グッドマンと、ブルックリンを拠点とする制作会社Ark Media を共同で設立し、エミー賞、ピーボディ賞、デュポン・コロンビア賞受賞作品「The African Americans」などを含む、PBSの4本の主要シリーズのシニアプロデューサーを務める。ヒラリー・クリントンと同級生の女性たちを取材した「Hillary’s Class」や、中年期のセクシャリティを扱ったショートフィルム『Naked』など、時事性の高い社会派の作品を多く手がけており、本作が長編映画デビューとなる。ブルックリンに在住し、3人のティーンエージャーの母親でもある。

アンドリュー・ソロモン(原作者・出演・プロデューサー)
アンドリュー・ソロモン(原作者・出演・プロデューサー)

1963年、ニューヨーク州マンハッタン生まれのノンフィクション作家。コロンビア大学メディカルセンターの臨床心理学教授であり、PENアメリカン・センターの会長を務める。1994年、母親のガンとの闘病の様子を見守っていた男のアイデンティティの変化を綴った小説「A Stone Boat」が、全米でベストセラーとなる。その後、自身のうつ病の経験に基づいて書かれた「真昼の悪魔―うつの解剖学」(原書房)は、2002年のピューリッツァー賞のファイナリストに選ばれる。2012年ベストセラー著書となった原作本「FAR FROM THE TREE」は、名だたる賞を受賞。LGBTの権利、メンタルヘルス、教育、芸術を擁護する活動家として、イェール大学にソロモン・リサーチ・フェローシップ - LGBT研究所を設立。現在は、米国と英国の二重国籍を取得し、夫ジョン・ハビッヒ・ソロモンと息子の3人で、ニューヨークとロンドンで生活している。

ヨ・ラ・テンゴ(音楽)
ヨ・ラ・テンゴ(音楽)

アイラ・カプラン、ジョージア・ハブレイ、ジェイムズ・マクニューの3人で構成される、アメリカで最も敬愛されるバンドのひとつ。30年間の長いキャリアを持ち、豊かな創造性と斬新な音楽への姿勢は、他のバンドには類例を見ない圧倒的な魅力を放つ。コンポーザーとして参加した映画も数多く、主な作品は、『ライフ・イズ・ベースボール』(05)、『ショートバス』(06)、『アドベンチャーランドへようこそ』(09・未)、などがある。彼らの楽曲を使用した映画には、『シンプルメン』(92)、『アイム・ノット・ゼア』(07)、『6才のボクが、大人になるまで。』(14)など。

ニコ・ミューリー(音楽)
ニコ・ミューリー(音楽)

バーモント州生まれ。ビョークやアデルとの仕事でも知られ、ジャンルを超えて活躍する気鋭の現代音楽家。ジュリアード音楽院で作曲を学んだ。メトロポリタン・オペラ、カーネギーホール、セントポール大聖堂などから委託され、「Two Boys」、「Dark Sisters」、次回作「Marnie」などのオペラを含む、80作品以上の楽曲を手掛けている。映画音楽を手掛けた主な作品には、ブロードウェイのリバイバル作品『ガラスの動物園』(87)や、『愛を読むひと』(08)、『ぼくとアールと彼女のさよなら』(15・未)などがある。