原作本について

アンドリュー・ソロモンは、自分自身を一人のゲイの男性として受け入れようと努力している両親の姿に直面し、親とは“違う”子どもたちについて検証してみようと考えた。10年間にわたって、身体障がい、発達障がい、LGBTなど、さまざまな“違い”を抱える子どもを持つ300以上の親子に取材し、その集大成として、書籍「FAR FROM THE TREE: Parents, Children and the Search for Identity」を執筆。現在、この本は24か国語に翻訳され、国内外の50以上の賞を受賞。ニューヨーク・タイムズ紙のベストブックに選出されるなど、大ベストセラーとなった。日本での出版は、2019年に発売を予定している。

ちなみに、本書と映画の原題は、“The apple doesn't fall far from the tree.(リンゴは木から遠いところへは落ちない)”ということわざに由来する。

レビュー

この素晴らしい本が紹介する父親たち、母親たちは——その多くが、私たちが想像もできない境遇にいる——我が子に“自分は特別”だと思わせることができる。
例えどんな困難が行く手を阻んでも。

ビル・クリントン(第42代米大統領)

科学、文化、そして強い共感を集約した、勇気ある壮大な作品。ソロモンは、私たちはお互いに、想像以上にたくさんの共通点を持っていると教えてくれる——例え“普通”とは程遠いように見える人との間にも。

マルコム・グラッドウェル(米国のベストセラー作家)

家族、立ち直る力、謙虚さ、戸惑い、忠誠、違い、愛についての、才気と人間味あふれるリサーチ……みんなに読んでほしい。

エリザベス・ギルバート(「食べて、祈って、恋をして」作家)