「違う」ことが恐怖と憎悪を生み、「同じ」ことが共感と愛を生む、そう思いこまされている私たちに、この映画は違う次元の可能性を見せてくれる。
谷川俊太郎(詩人)ここに登場する人々は「現実の世界」においてはマイノリティとされる。しかし遠く厳しいながらも「真の世界」に向かう道のりの先鋒に立ち、異なることの悲しみも喜びも一身で受けながら進む孤高の存在でもある。
齋藤陽道(写真家)世にも美しい瞬間が写っている。一人でも多くの人に見てほしい。人が世界一大事な人を想う、生々しいその様を。
坂本美雨(ミュージシャン)リンゴは木から遠いところには落ちないという
でも、まるっきり違う目と足で世界を体験する親子もいます。
その違いが越えがたく大きいほど、見えてくる家族の本質もあるはずです。
この映画は、距離があるからこそ感じる深い絆を、美しく描いていて素晴らしいのです。
この映画の素晴らしさを語り始めると止まらなくなりそう。
私たちはすでに色とりどり、まぜこぜに生きています。それなのに分断される現実が。
「見せかけのヒューマニズム」感満載の今のシンドイ社会に、希望の光を射してくれます。
愛情が有ればどんな事も超越出来ると言うわけでは無いが、必ず力にはなってくれる。
栗原類(モデル・俳優)こんな形で生まれてきた私を、両親は受け入れてくれた。「まあ、かわいい」と。そうして私の人生が始まった。親に認められることは、その後の人生において大きな原動力になるのだ。何せ、人生で初めての出会いとなるのだから。
乙武洋匡(作家)「違うこと」を受け入れることで輝きに溢れる「幸せ」を前に、「普通」という言葉があきれるほどに意味を失いモノトーンであるリアルをこの映画が教えてくれる。
長野智子(キャスター)トルストイの言葉を覆し、幸福な家庭こそそれぞれの形があるということを、身をもってひとりひとりが示してくれるこの映画に、最初から最後まで涙が止まりませんでした
小林エリカ(作家、マンガ家)親に「そう生まれたこと」を嘆かれた人たちは、私のまわりにも少なくない。
少数者に生産性があるか、ではなく、そのカラフルな存在によって「親や社会が気づき変わること」に生き抜く希望があるのだ。
例えば、人よりも目立ちやすい側面があったとしても、人と自分は全く違うわけではないし、全く同じわけでもありません。すごく当たり前なことです。なのに、社会の中にいると簡単に、「違う」とか「同じ」とか括ってしまいそうになることが多くあります。それに待った! をかけて、「私たち、ここが違って、ここが同じだね」なんて話がしたくなる作品でした。
星野概念(精神科医)すべての他者は、『わたしの知らないもう一つの世界を知っている者』だ。
世界があらゆる差別や偏見と戦っている今、この映画はそのことを優しく思い起こさせる。
違うことは不幸じゃない。
自分は偏見がないと言えてしまう人の偏見をぺりぺりと剥がし、視界をクリアにしてくれる。
親は子の幸せを願う。
健やかに育ちますように。
友達と仲良くできますように。
素敵な家族を持てますように。
そんな「ささやかな願い」に、親も子も追い詰められている。
もっと上手に「子の幸せ」を願えますように。
「あなたは、あなたのままでいいよ」そんな風に言われてホッとしない人はいないと思う。すべての人にとってきっと肩の力が抜けるような映画。親も子も、私たちはみんなそれぞれ、いろとりどりだから
奥山佳恵(女優・タレント)多様性礼賛と礼賛批判を超えた、成熟した大人の映画だ。あのシワと、諦念と、穏やかさと、尊厳の同居した複雑さを、自分の中に沈殿させていくように味わいたい。
湯浅誠(社会活動家)子供が自分と「違う」とき、多くの親は彼らが同じように「しない」んじゃなく「できない」んだと思う。
そう思わない親になるのは難しい、でも、幸せに焦点を合わせれば焦りはぼやける。
それでもいいんだ、と思えた。
すべての子育てをする人たちへの、エール、そして確かな希望に満ちた作品
ファンタジスタさくらだ(デザイナー・タレント)個性は、障がいではなく、祝福されるもの。そのことに気づくことで、私たちは救われる。
幸せのかたちは、無数にある。あの文豪トルストイの叡智さえをも超えた、映画の新たな到達点。
10年に一つの傑作! 必見です!
こうあるべき、という窮屈な世の中を作っているのは誰なのだろう。
その一方で、これでいい、これがいいと、ゆっくりと認め合ってきた人たちがいる。
世界が、社会が、後者によって作られたらいいのに、と思う。
世界中で多様性の価値に疑問が投げかけられている今、この映画は美しい真実と揺るぎない希望に溢れている。
アンドリュー・ソロモン(原作者)感動的で、非常に思慮深い作品。
The Culture Files素晴らしい。いつまでも共感が尽きないドキュメンタリー
NEW YORK誰もが親しみを感じ、元気づけられる。違いについての真の祝福
Entertainment Weeklyパーソナルで、励ましをもらえる。他者の不思議を理解する術を模索する、私たちのガイドとなってくれる。
The Huffington Post300の家族を取材するという、アンドリュー・ソロモンの偉業が、たった6つの家族を取り上げたドレッツィンの映画の中に活きている。
The Village Voice