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歴史を変えた逆転劇

第76回ベネチア国際映画祭銀獅子賞受賞
第45回セザール賞3部門受賞 (監督賞, 脚色賞,衣装デザイン賞)
私は告発する​
ロマン・ポランスキー監督最新作​

映画『オフィサー・アンド・スパイ』公式サイト

世界が震撼した[衝撃の実話]世紀の国家スキャンダル〈ドレフュス事件〉映画化世界が震撼した[衝撃の実話]世紀の国家スキャンダル〈ドレフュス事件〉映画化

6月3日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督:ロマン・ポランスキー 脚本:ロバート・ハリス、ロマン・ポランスキー 出演:ジャン・デュジャルダン、ルイ・ガレル、エマニュエル・セニエ、グレゴリー・ガドゥボワ、メルヴィル・プポー、マチュー・アマルリック 他 提供:アスミック・エース、ニューセレクト、ロングライド 配給:ロングライド 2019年/フランス・イタリア/仏語/131分/4K 1.85ビスタ/カラー/5.1ch/英題:An Officer And A Spy/原題:J’accuse /日本語字幕:丸山 垂穂 監修:内田 樹
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イントロダクション

INTRODUCTION

文書改竄、証拠捏造、“あなたが知らない”世紀のスキャンダル

巨大権力と闘った男の命がけの逆転劇

『戦場のピアニスト』ロマン・ポランスキー監督の最新作は、歴史的冤罪事件“ドレフュス事件”の映画化。巨大権力と闘った男の不屈の信念と壮絶な逆転劇を描きベネチア国際映画祭では銀獅子賞を受賞。本国フランスでは、第45回セザール賞で3部門を受賞しNo.1大ヒットを記録した。
当時のフランスに、国家の土台を揺るがす深刻な分断をもたらしたこの事件。監督は、いわれなき罪を着せられたドレフュスと、彼を救い世に真実を知らしめようとする主人公ピカールの壮絶な運命を描出。その圧倒的なまでにサスペンスフルで、心揺さぶるストーリー展開は、衣装や美術などのあらゆる細部を突きつめた重厚なビジュアルと相まってひとときも目が離せない。
現代に通底する事件を通し、今の時代に警鐘を打ち鳴らす傑作歴史サスペンス上陸!

ストーリー

STORY

1894年、フランス。ユダヤ人の陸軍大尉ドレフュスが、ドイツに軍事機密を流したスパイ容疑で終身刑を宣告される。ところが対敵情報活動を率いるピカール中佐は、ドレフュスの無実を示す衝撃的な証拠を発見。彼の無実を晴らすため、スキャンダルを恐れ、証拠の捏造や、文書の改竄などあらゆる手で隠蔽をもくろむ国家権力に抗いながら、真実と正義を追い求める姿を描く。

スタッフプロフィール

STAFF PROFILE

監督・脚本

1933年8月18日、フランス出身。3歳の時にポーランドに移り住むが、第二次世界大戦中にナチのユダヤ人狩りで両親を収容所に送られ、自身も逃亡生活を送る。62年『水の中のナイフ』で長編監督デビュー。『反撥』(64)でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞、続く『袋小路』(66)では同・金熊賞に輝いた。68年のハリウッド進出作『ローズマリーの赤ちゃん』は大ヒットを記録。人気絶頂の69年、当時妊娠中だった妻で女優のシャロン・テートがマンソン・ファミリーに殺害される。その悲劇を乗り越え、74年『チャイナタウン』でアカデミー賞®11部門にノミネートされる。しかし、77年、未成年の少女に性的暴行を加えたとして有罪判決が下ったためフランスに逃亡。その後も映画製作を続けカンヌ国際映画祭パルムドール、アカデミー賞®監督賞受賞『戦場のピアニスト』(02)、本作の脚本家ロバート・ハリスと組み、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『ゴーストライター』(10)など精力的に作品を発表。

原作・脚本

1957年3月7日、イギリス出身。政治専門のジャーナリスト、政治コラムニストとして活躍。92年にミステリー「ファーザーランド」を著し高評価を得る。その後、「暗号機エニグマへの挑戦」などポリティカル・フィクションを中心に執筆。本作のポランスキー監督とは『ゴーストライター』(10)でタッグを組みヨーロッパ映画賞脚本賞受賞。主な著書に「アルハンゲリスクの亡霊」(新潮文庫刊)、「ポンペイの四日間」(早川文庫刊)などがある。

撮影

1958年6月26日、ポーランド出身。ポランスキー監督と初めてタッグを組んだ『戦場のピアニスト』(02)で高く評価されセザール賞、ヨーロッパ映画賞などで撮影賞を受賞。その後も『オリバー・ツイスト』(05) 、『ゴーストライター』(10)『おとなのけんか』(11)などの作品でポランスキー監督と組んでいる。主な作品に『Ray/レイ』 (04)、『オール・ザ・キングスメン』(06)、『ダイアナの選択』(07)などがある。

音楽

1961年8月23日、フランス出身。現役で活躍する世界屈指の映画作曲家の一人。『真夜中のピアニスト』(05)でベルリン国際映画祭銀熊賞(音楽賞)。アカデミー賞®作曲賞にはこれまで11度ノミネートされ『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)、『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)で受賞を果たしている。ポランスキー監督作品も数多く手がけており『ゴーストライター』(10)でセザール賞、ヨーロッパ映画賞の音楽賞を受賞している。

美術

主な手がけた作品に『孤独な天使たち』(12)、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(16)、『告白小説、その結末』(17)、『パリの恋人たち』(18)などがある。

衣装

『8人の女たち』(02)から『Summer of 85』(20)までフランソワ・オゾン監督作品の数々で知られる。その他の作品に、『薬指の標本』(05)、『暮れ逢い』(13)、『真実』(19)、『アネット』(21)などがある。

キャストプロフィール

CAST PROFILE

ピカール

1972年6月19日、フランス出身。スタンダップ・コメディアンとして名声を得る。『OSS117 私を愛したカフェオーレ』(06・未)でセザール賞主演男優賞にノミネート。2012年アカデミー賞®作品賞受賞『アーティスト』(11)で同賞、主演男優賞に輝く。主な出演作には『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)、『ミケランジェロ・プロジェクト』(14)、『おとなの恋の測り方』(16)などがある。

ドレフュス

1983年6月14日、フランス出身。父は映画監督のフィリップ・ガレル。2003年ベルナルド・ベルトルッチ監督『ドリーマーズ』で注目を浴びる。父の監督作『恋人たちの失われた革命』(05)でセザール賞最優秀新人男優賞を受賞。主な出演作に『サンローラン』(14)、『プラネタリウム』(16)、『グッバイ・ゴダール!』(17)、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(19)などがある。

ポーリーヌ

1966年6月22日、フランス出身。『ゴダールの探偵』(85)で映画デビュー。主な出演作に『フランティック』(88)、『赤い航路』(92)、『オディールの夏』(94)、『ナインスゲート』(99)、『潜水服は蝶の夢を見る』(07)、『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』(07)、『危険なプロット』(12)などがある。

アンリ

1976年7月24日、フランス出身。『Angèle et Tony』(10・未)でセザール賞の最優秀新人男優賞を受賞。主な出演作に『マリー・アントワネットに別れをつげて』(12)、『グッバイ・ゴダール!』(17)、『今さら言えない小さな秘密』(18)、などがある。

ラボリ弁護士

1973年1月26日、フランス出身。幼いころから子役として活躍。主な出演作に『15歳の少女』(89)、『愛人/ラマン』(92)、『エリザ』(95)、『夏物語』(96)、『ぼくを葬る』(05)『ブロークン・イングリッシュ』(07)などがある。

ベルティヨン筆跡鑑定人

1965年10月25日、フランス出身。『潜水服は蝶の夢を見る』(07)でセザール賞主演男優賞を受賞。主な出演作に『007/慰めの報酬』(08)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(21)などがある。『さすらいの女神(ディーバ)たち』 (10)ではカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。

レビュー

REVIEW
*50音順、敬称略

内田樹(思想家・武道家)

ポランスキーは大戦中のフランスでユダヤ人狩りから逃げ回るという痛ましい少年時代を過ごした。彼はそのトラウマからついに自由になれなかった。彼の映画に”底知れず邪悪なものへ”の恐怖が伏流しているのはそのせいだと思う。この映画も例外ではない。

久米宏(フリーアナウンサー)

波瀾万丈の人生の終焉近くに
ロマン・ポランスキー氏は この歴史的冤罪事件にたどり着いた
さすがフランスでの大ヒット 俳優良し 衣装も素晴らしい

黒沢清(映画監督)

まわりはみんな敵ばかり。国家権力の闇がいたるところにはびこる。こちらの手にあるのは、つぎはぎだらけの紙きれ一枚だけだ。どうやって戦う?そして、戦った先に何がある?ポリティカル・スリラーとはこうでなければならない。感服した。

橋本五郎(読売新聞特別編集委員)

歴史は繰り返す。組織的隠蔽、命令への盲従、文書の改竄、組織の名誉を守るという大義……。それが冤罪を生む。しかし、希望を捨ててはならない。人間には良心と勇気があるのだ。

町山智浩(映画評論家)

ベル・エポックの絵画を再現した映像美に隠されたポランスキーの静かな怒り。フランスにはナチよりも前から反ユダヤ主義があり、レイシズムは今また大きなうねりとなり、大統領選で極右ルペンを躍進させている。これは過去のことでもフランスだけのことでもない。

松平定知(京都芸術大学教授)

毎日、人が人を殺している。子供たちの上にミサイルが堕ちる―――「それは敵のデマ」と一方の当事者は言う。
19世紀末。無実で収監されたドレフュス大尉を救うため奔走するピカール中佐は、苦境の中でこう呟き、自らを奮い立たせる― 「事実は変えられない」! そして、、、。

6月3日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開