史上唯一!
<東京国際映画祭グランプリ2度受賞>監督最新作
旅を経て父が下した決断に、
涙が止めどなく溢れる――
実話に基づく、親子の旅立ちの物語
監督は『ブロークン・ウィング』(02)、『僕の心の奥の文法』(10)で、史上唯一、東京国際映画祭グランプリを2度受賞したイスラエルの俊才ニル・ベルグマン。脚本家の父と弟をモデルに、弟が好んで観ていたチャップリンの傑作『キッド』で描かれる特別な絆にオマージュを捧げた。
そんな親子を再現したのは、イスラエルのベテラン俳優のシャイ・アヴィヴィと、無名の新人ノアム・インベル。特にインベルのリアリティある演技は天才的だ。彼の父が自閉症スペクトラム施設の職員で、小さい頃から施設の友達と触れあってきた経験も味方しているとはいえ、『ギルバート・グレイプ』で一躍注目されたレオナルド・ディカプリオの再来だと、すでに国内外で評判になっている。そして、監督と俳優陣の見事な手腕でイスラエル・アカデミー賞主要賞を総ナメした。
互いを信じ、思い合う姿が切なくも愛おしい。特別な絆で結ばれた2人の旅立ちに拍手を送りたくなる感動のヒューマンドラマが誕生した。