スタッフ

監督・脚本ウディ・アレン

ウディ・アレン

1935年、ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。1965年、脚本を兼任した『何かいいことないか子猫チャン』で俳優デビューを飾り、翌年の『What's Up, Tiger Lily?』で監督デビューする。

2000年代、ニューヨークからイギリスに拠点を移して官能的なサスペンス劇『マッチポイント』で新境地を開拓。『ミッドナイト・イン・パリ』は25年ぶりの作品賞を含むアカデミー賞4部門にノミネートされ、見事に脚本賞を受賞。日本を含む世界各国で大ヒットを記録し、新たな絶頂期の到来を印象づけた。

さらに2013年、虚栄に囚われたセレブ女性の転落を辛辣に描きあげた『ブルージャスミン』で主演女優ケイト・ブランシェットにオスカー像をもたらし、自らも16回目のアカデミー賞脚本賞ノミネート(うち3度受賞)を果たしている。『ブルージャスミン』以降も、年1本のペースで手掛ける一方、2016年にはアマゾン・オリジナルシリーズ「ウディ・アレンの6つの危ない物語」の監督、脚本、出演を兼任。エル・ファニング、セレーナ・ゴメス、そして『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメなど、今をときめく若手キャストたちが集った新作『A Rainy Day in New York』も公開が待たれており、天才監督のバイタリティーは齢80を超えても衰える気配はない。

撮影監督ヴィットリオ・ストラーロ

1940年、イタリア・ローマ生まれ。イタリア国立映画学校(チェントロ)で撮影技術を学んだのち、偉大な芸術家たちの作品の研究に数年を費やす。ベルナルド・ベルトルッチ監督に『暗殺のオペラ』(69)、『暗殺の森』(70)の撮影を任され、フランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』(79)、『ワン・フロム・ザ・ハート』(82)にも携わっている。

そのほかの主な作品は『ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い』(09)、『フラメンコ・フラメンコ』(10)など。『地獄の黙示録』、『レッズ』(81)、『ラストエンペラー』でアカデミー賞撮影賞に3度輝いたほか、数多くの撮影賞や功労賞を受賞。ウディ・アレン監督作品は『カフェ・ソサエティ』に続き、本作が2作目である。