イントロダクション

『ぼくの好きな先生』、『パリ・ルーヴル美術館の秘密』現代ドキュメンタリー界の名匠が贈る今を生きる私たちへの人生賛歌『ぼくの好きな先生』、『パリ・ルーヴル美術館の秘密』
現代ドキュメンタリー界の名匠が贈る今を生きる私たちへの人生賛歌

フランスで異例の200万人動員を記録、日本でも大ヒットし世界を涙と感動で包んだ『ぼくの好きな先生』のニコラ・フィリベール監督最新作。日常の中にあるかけがえのない瞬間を、優しさに溢れたまなざしで捉え続けてきた、彼の待望の11年ぶりとなる日本公開作は、2016年に自身が塞栓症で救急救命室に運ばれ一命をとりとめたことをきっかけに、医療関係者、特に看護師と共に映画を撮ることを決意し生まれた意欲作だ。

フランス、パリ郊外の看護学校。40人150日間の感動奮闘記。誰もが最初は一年生で、失敗を繰り返しながら人生の旅は続く フランス、パリ郊外の看護学校。40人150日間の感動奮闘記
誰もが最初は一年生で、失敗を繰り返しながら人生の旅は続く

舞台となるのは、ニコラ監督が焦点を当て続けてきた、人間はいかにして成長することを学ぶのかというテーマとは切り離せないものごとの基盤となる教育の場。パリ郊外の看護学校で学ぶ年齢、性別、出身も異なる多様な生徒たち。採血も点滴も抜糸もギブスを外すことも、全てが初体験。右も左もわからなかった彼らは、やがて実践の現場に駆り出され、つまずき、時に笑い、苦悩し、それでも「誰かの役に立ちたい」と望み少しずつ成長していく。いつしかその姿はスクリーンを越えて今を生きる私たちの物語へとつながっていく。誰もが、初めてを経験し、失敗しながら生きていく。人生は学びと喜びの連続であることを教えてくれる感動の奮闘ドキュメンタリーが誕生した。