作家と編集者の人間関係がすごく些細なところまで再現されていた。
作家をサポートする仕事に就きたいと思っている人は、確実に見ておいたほうがいい作品だと思う。
佐渡島庸平(株式会社コルク 代表取締役社長)
はじまって14分でもう泣いてしまいました。
すべてのシーンを額縁に入れて壁に飾りたくなるような、
そんな映画です。
そして、「いろいろあって渋くなった」晩年のフィッツジェラルドにやっぱり泣いてしまいました。
フィッツジェラルド…いろいろあったんやね…。
朝霧カフカ(漫画原作者/代表作『文豪ストレイドッグス』)
物語を書くことは1人でもできる。けれど、編集者の目がなければ、本にはならない。小説づくりの「異様さと栄光と力」を感じることができる映画でした。
幅允孝(ブック・ディレクター)
パーキンズのような編集者と仕事がしたい!と願う小説家は多いはず。
粒ぞろいの言葉の数々は読書する歓びに満ち、本を愛する人の心を震わせる傑作。哀しいけれど清々しく、最高にチャーミング!
深緑野分(作家/代表作『戦場のコックたち』)
いつの時代も同じなのだなぁと胸を打ちました。一冊の本を世に送り出すまでの、編集者と作家の闘い。それを見守る家族や恋人…
本の後ろに様々な人の思いが詰まっているのですね。
松田奈緒子(漫画家/代表作『重版出来!』)
トマス・ウルフとパーキンズが「天使よ故郷を見よ」の第4章を直していく様子。極めつけのフレーズが生まれるまでの過程に鳥肌が立ちました。作家と編集者の関係がこんなにスリリングでセクシーだとは!
山崎まどか(コラムニスト)
※順不同・敬称略
この映画は、一冊のベストセラーのかげに作者と編集者の命がけの真剣勝負があることを教えてくれる。
天才の爆発するエネルギーを静かに受け止める編集者役のコリン・ファースがみごとだ。それにしても、天才ってめんどくさい!